たった一言でコンテスト受賞作品★ニコニコ賞★『家に残ってくれてありがとう』

新潟県長岡市
ペンネーム:あつしさん

<心に響いた「たった一言」>
「家に残ってくれてありがとう」

<「たった一言エピソード」>

「家に残ってくれてありがとう」

今から三十三年前、高校を終え就職をするとき関東の大きな企業に行くことよりも、地元に残ることを選んだ私に言ってくれた祖母の一言です。

「給料倍違うぜ」千葉の石油会社に勤めた友人の言葉を聞き正直悔みました。そんな暗い気持ちを引きずって家に帰ると、家はお祭り騒ぎ、祖母が仕出し屋から料理をとり、酒を買い、私を待っていたのです。

祖母は私が小さい時から家の中を歩きまわり、電気をパチパチ消して歩くほどの節約家でした。その祖母がいままで見たこともないような大盤振る舞い。

私が「ばあちゃん、どうしたが」と聞くと 「 おめえ跡取ってくれるといったすけ、ばあちゃんうれしくて」と言ったのです。

そのとき私は、( 面倒だな)と思いました。しかし今、七十代の両親と、十代の子供達の間で、家をつなぐという喜びを感じています。

今はもう天国に行ってしまったおばあちゃん。
淑女のように笑っていた、あの日のおばあちゃん。
あったかな家庭を「ありがとう」

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