親孝行大賞受賞作品★ちょっといい話で賞★『パパも一年生』

【ペンネーム(掲載時のお名前)】こまじゅんさん
【性別】男性
【年齢】35
【住所】東京都清瀬市

【「親孝行大賞」のタイトル】
「パパも一年生」

【「親孝行大賞」の本文】
昨年、脳梗塞を機に母が介護生活になりました。父はとっくに他界。兄弟もいないため、僕がその介護を担うことに。しかしそれは決して平坦な道ではありませんでした。

手足に麻痺があり、何事も思うようにいかない母はその苛立ちを僕にぶつけました。味噌汁をかけられたり、つねられたり、暴れたり。さらに認知症も進行し、たびたび徘徊するようになりました。警察の世話になることもありました。

僕がしっかりしなきゃ。僕が何とかしなきゃ。そんな風に考えて苦しくなっていました。ある時、徘徊した母をおぶって家に戻る途中でした。たまたま下校中の息子に会いました。息子は僕を見るなり、こう言いました。

「ばあちゃんランドセルだ!パパも一年生だね」

僕はその瞬間、張りつめていたものが緩んでいくのを感じました。一年生。そうだよな。はじめてなんだよな。うまくいかなくて当然だよな。だって一年生なんだから。息子の言葉に支えられ、それからは日々学ぶ気持ちで過ごしています。

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