親孝行大賞受賞作品★こころぽかぽか賞★『ありがとうが聞こえる』

【ペンネーム(掲載時のお名前)】まさとさん
【性別】男性
【年齢】60
【住所】大阪府大阪市

【「親孝行大賞」のタイトル】
「ありがとうが聞こえる」

【「親孝行大賞」の本文】
子供のころ、肩たたき券やお手伝い券を母にあげました。中学生や高校生になってからは母の日や誕生日にショートケーキや電気肩マッサージ機を贈りました。社会人になってからは旅行に連れてってあげました。それが、親孝行だと思っていました。

母は56歳の若さでこの世を去りました・・・それから約27年が経ちましたが、結局何も親孝行なんてできていないと思ってます。確かに肩たたき券や旅行に連れて行ってあげたりしたときは、うれしそうな笑顔をくれてその時は親孝行したんだと自己満足したものです。

でも、それは本当の親孝行じゃないんじゃないかな。たしかに親不孝なことではない。でも親孝行と呼べるものでもないような気がします。
母は幸せだったのかな?
母に親孝行できたのかな?

いつもやさしく明るかった母でした。目を閉じれば今でも顔と声が思い出せます。悔やまれるのは母に申し訳ないことをした思いが大きいこと。中学一年から三年間、高い学習塾に通わせてくれたのに、たいして勉強もせずいい高校に行けなかった。こんなの三年間学習塾に通っていく高校じゃない。母は何も言わなかったけどがっかりしたと思います。親不孝なバカ息子でごめんなさい。

父に対してもそう。母が亡くなり悲しみにくれていた父の家に週一で訪れ、一緒にお酒を飲んだりして過ごしました。また、父が亡くなるまで16年間毎月車で母の墓参りに連れて行ってあげた。それがまた親孝行なんだと思ってた。でも、こんなこと当たり前のことで親孝行なんて呼べるものじゃないと思います。

親孝行・・・この年になってやっとたどり着いた答えがあります。私には子がいます。
子供たちがこの世に生まれてきてくれた・・・
自分の人生を頑張って生きてくれる・・・
私にとってはそれがなによりの親孝行です。だから、子供達にはありがとうの気持ちと頑張って生きてほしい応援の気持ちであふれています。

母も父も同じ気持ちだろうか?
離婚をして父や天国の母にも心配ばかりかけてきたけど、10年前に再婚しました。とても愛情の深い妻で幸せになれてます。その妻を守るためにも還暦を迎えた今もこれからも一生懸命働き生きていきます。

こんな私でもおとうちゃんとおかあちゃんの子として生まれ一生懸命生きていますよ。
安心してくれますか?
私は親孝行できてますか?
目を閉じれば聞こえるかな・・・
おとうちゃんとおかあちゃんの言葉・・・
ありがとう

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