ほっこり親孝行物語『聴いてもらうだけで癒される』志賀内泰弘

心残りなことがあります。「もっと母の話を聞いてやればよかったなぁ」と、今になって思うのです。よく、「ここが痛い、あそこが悪い」などと、年中口にしていました。そのほかにも、「ああしなさい、こうしなさい」という小言や、随分昔の思い出話など、私の顔を見るたびに何か言っていました。正直、うるさいなぁと思っていました。その多くは、以前にも聞いた話でした。「これで3回目だよ、その話は」と言うと、「そうだっけ、 […]

ほっこり親孝行物語『離れて暮らす両親のために』志賀内泰弘

もう15年ほど前の話。自宅で父親の看病をしていた母親が倒れました。検査をすると末期癌とわかりました。すぐ隣合わせの家で暮らしていたので、会社に出掛ける前と、帰宅してすぐに覗きに行きます。 その後、父親は病院へ入院し、母親を自宅で介護することになりました。妻も、精いっぱい尽くしてくれましたが、仕事を持っているので一日中というわけにはいきません。 父親は、完全看護なので、「何か」あっても看護師さん、お […]

ほっこり親孝行物語『初めての出来事』志賀内泰弘

「365日の親孝行」(レベラル社)の発売に際して、書店さんにご挨拶周りに出掛けた時のことです。その一つの書店さんでは、レジ近くに50冊ほど山積みにし、さらにパネルまで貼って「イチオシ」で展示して下さっていました。 売り場責任者の方と、編集長と三人で、「年末に向けて、帰省する方に手に取っていただきたいですね」「そういえば、私もなかなか両親に会いに行けなくて」「近くに住んでいても、いつでも会えるからっ […]

ほっこり親孝行物語『私が幸せであること』志賀内泰弘

凄いんです。素晴らしいんです。こんなにも感激したことは、久しぶりです。 と、いうのは・・・。拙著新刊「365日の親孝行」を岐阜聖徳学園大学教授の玉置崇さんにお送りしたところ、「玉置ゼミ生が志賀内さんの本を読んで感想を書きました。ぜひお読みください」と返事のメールが届きました。ゼミ生とは、教員採用試験を目指す玉置研究室の学生のことです。それは、こんな内容です。    *   *   *   * 「こ […]

親孝行大賞受賞作品★親にありがとう賞★『相づちは親孝行』

神奈川県平塚市 かなともこ様の作品 「 相づちは親孝行」 母に一年半ぶりに会いました。お母さん、この前より小さくなったみたい…。しかも、ほんの数時間前に話したことも、「えっ、それなに?」って聞くようになりました。まるで、初めて話を聞くかのように。それでも、何十年も前のことを思い出しては、昨日のことのように、はっきり、そしてイキイキと話します。 翌日になると、母は、また、いつもと同じ遠い昔の話を始め […]

親孝行大賞受賞作品★ホスピタリティ賞★『一番の親孝行』志賀内泰弘

宮崎県延岡市 濱 田 祐介様の作品 「 一番の親孝行」 「大学教授になって帰ってくるから」 そう言って、私は両親と離れ自分の希望通りの大学へと進学した。母は別れ際の車で泣いていたというが、そんなことはつゆ知らず、私は明日から始まる新生活に胸を躍らせていた。 しかし、新生活はそう甘いものではなかった。周りを見ると、到底かないそうにない友だちが居て進学早々に大学教授の夢を諦めざるをえなかった。自信を失 […]

「親孝行大賞」コンテスト受賞作品★スマイル賞★『今度は、私の番』

静岡県富士市 yukari様の作品 <タイトル> 「今度は、私の番」 朝、ベランダの物干し竿に暖簾代わりの黄色いバスタオルを干す。それが、本日『ムスメ居酒屋』開店の合図。 『ガタン、ゴトン。ガタン、ゴトン』 父を思う時、真っ先に浮かぶ音。酒販勤めの父は毎日、沢山の酒瓶を荷台に載せてトラックを運転し、各地の酒屋へ配達し続けた。街の大型酒店から、奥深い山道を走り抜けた僻地の雑貨店まで。ガタン、ゴトンと […]

「親孝行大賞」受賞作品★親にありがとう賞★『早い親孝行』

【ペンネーム(掲載時のお名前)】れもさん 【性別】女性 【年齢】37 【住所】神奈川県 横浜市 【「親孝行大賞」のタイトル】 「早い親孝行」 【「親孝行大賞」の本文】 親孝行って大人になってやるものって漠然と思っていました。例えば、我が子が親孝行してくれる時、自分は白髪のおばあさんになっているんだろうなって。でも、我が子の親孝行はもっと早くやってきました。 我が家の長男長女は双子。妊娠中も長く入院 […]

親孝行大賞★こころにビタミン賞★『 2歳の息子のプレゼント』

北海道砂川市 きぃた様の作品 2歳になってますます活発になった息子。平日は仕事の都合でなかなか構ってあげられないこともあり、たまの休みに妻の休息もかねて息子と二人で少し離れた公園へ遊びにいった。 お昼頃で、あまり人がいなかったこともあり広場を走り回ったり、遊具で遊んだり。大変だったのは小高い丘の頂上で突然、オムツをとりかえることになったこと。横にすることもできず、動き回る息子を押さえながら変えるの […]

親孝行大賞★ハートフル賞★『また来るねと握手とでいつもの一コマ』

愛知県名古屋市 ぴょろこ様の作品 認知症になり3回目の秋を迎える母。それと同時に、私には帰省という言葉に「介護のため」が添えられるようになった。 両手で温かく迎えられていた立場から、両手に荷物持ち、仕事終え足早に実家にたどり着く。それが習慣となった今、家族の協力のもとで何とか過ごせてこられてありがたい。 そしてもう一つ習慣化したのが、戻るときの握手!元気な頃はただ手を振りサヨナラだったが、もしかし […]

>「親孝行のカタチ」が目指す社会とは?

「親孝行のカタチ」が目指す社会とは?

「親孝行」を通して家族が幸せになり、
社会全体も思いやりでいっぱいの世の中にすること

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