親孝行大賞<元気になったで賞>『手紙』京都府木津川市 北澤喜幹様の作品

もうすぐ、80歳を迎える父母に、どうしても聞いておきたいことがあった。それは、父母の生い立ちである。自分のルーツを辿ることにもなるので、父母が元気なうちにと考えていた。同時に、まだ一度も口にしたことがない「感謝」の気持ちを伝えたいという思いもあった。 そんな気持ちを察したかのように、タイミング良く母から連絡があった。「渡したいものがあるから実家に来て欲しい」と。収穫した野菜でもくれるのかと思いきや […]

ちょっといい話『一粒のキャラメル』志賀内泰弘

あの震災から、9年が経ちました。本日の朝日新聞デジタルに、こんな記事が掲載させていたました。 「あの日 キャラメルをくれたのは」 という見出しです。 避難所に現れた消防士さんが、ポケットから森永の黄色いパッケージのキャラメルを一粒、息子さんに渡し、 「お母さんを助けて、がんばりや」 と言い、息子の頭にそっとふれ、立ち去ったというのです。 シングルマザーのお母さんは、これからのことを考えると不安でた […]

「親孝行大賞」ハッピー賞 「 次女のジンクス」

千葉県千葉市 米屋の娘様の作品 ここは小さな商店。我が家のちょっとしたジンクスがある。なぜか代々次女が家業を継いでいるのである。ちなみに私は、三人兄弟の次女である。 でも両親は私達が小さい頃から誰も店は継がなくていいと言ってきた。特に母は、自分が子供の頃から親は忙しいし、自分の夢なんて関係なく継がなきゃいけないし、商人の家に生まれたのが嫌だったのだとか。だから私が商業高校に進学したいと言ったら猛反 […]

【親孝行大賞】こころぽかぽか賞 「一子相伝」

青森県弘前市 野球小僧様の作品 我が家の親父は83歳。元銀行員で、今は山菜取りの名人。50年書き溜めた山菜カレンダーを見ながら、計画を立て雪解けが始まった春、ゼンマイ、ワラビ、タケノコ、そして山菜の王様タラの芽を、秋はサモダシ(ならたけ)を採りに岩木山に入る。私と言えば、山菜採りにほとんど興味はなく、ひたすら親父の採ってきた山菜を「食す」専門。 しかし親父も80歳を超え、さすがに足腰の衰えが顕著に […]

【親孝行大賞】いい話で感動した賞 「弟の供養」

<代表作品>大阪府豊中市 大阪のアン様の作品 昭和20年8月、ソ連軍が樺太に侵攻し、我が家の近くでも戦闘があった。弟は母に抱かれ、私は手を引かれて逃げ惑った。地上戦は沖縄だけでなく、樺太でもあったのだ。やがて樺太はソ連に占領され、我が家は接収された。 すぐの引き揚げは叶わなかった。追いやられた家は掘立小屋で、トイレも風呂もなかった。そこで終戦1年目の冬を迎えた。隙間風が吹き込み、家族が体を寄せ合っ […]

【親孝行大賞】ちょっといい話で賞「『ごめんなさい』より感謝の言葉を」

<代表作品>東京都武蔵村山市 てぃーたん様の作品 病室の中、一定のテンポで刻まれる機械音と管から漏れる呼吸だけが静寂を裂いていた。「今夜が山です」とドラマのような決め台詞を口にしてその場を後にする医師の姿を横目に、私は途方に暮れて涙を流すことしか出来なかった。 父はもう、脳死状態にあるという。苦しみや痛みは感じていないそうだ。 全身を癌に蝕まれ、自力での歩行が困難になってからも、父は一言も弱音を吐 […]

第一回「親孝行大賞」受賞者発表!

第一回「親孝行大賞」受賞者発表! 親孝行大賞 鹿児島県西之表市  中 村 達 郎様 (30代男性) 「あの頃の母」を助けたい 「何でこんな体に生まれたの?」 「病気がなかったら、僕も友達と同じようにサッカーができたのに」 僕が小学校低学年の時に母に言った言葉だ。 僕には生まれつき血友病(けつゆうびょう)という、出血すると血が止まりにくい病気があった。関節の中での出血を起こしやすく、出血を起こしてし […]

>「親孝行のカタチ」が目指す社会とは?

「親孝行のカタチ」が目指す社会とは?

「親孝行」を通して家族が幸せになり、
社会全体も思いやりでいっぱいの世の中にすること

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