【ペンネーム】おすぎさん
【性別】男性
【年齢】18
【住所】京都府 京都市
【「親孝行大賞」のタイトル】
「母の大変さ」
【「親孝行大賞」の本文】
僕の父はシンガポールに単身赴任していて、普段は僕と母と兄と妹の4人で暮らしている。つまり母が体調を崩せば一巻の終わりなのだ。
ある日、その最悪の事態は起きた。母がインフルエンザにかかってしまったのだ。母はそれでも自分が家事をすると言って聞かなかった。しかし、案の定、高熱の中こなせるはずもなかった。兄は大学とバイト、妹は小さいので出来ることは少ない。僕がやるしかないと思った。
学校から帰り、まず妹を習いごとに連れて行く。その帰りに晩ご飯の材料を買い、妹を迎えに行くまでに8割作る。迎えに行った後、ご飯を仕上げ、食べ終わったらすぐに洗濯。その間に食器を洗い、洗濯を済ませ1日が終わった。僕がやるしかないとしても母は必要以上に喜んでくれた。
僕はこの1日で分かったことがある。それは人に喜んでもらうことは気持ちがいいということ。そして主婦は大変だということだ。こんな毎日は僕は耐えられる気がしない。驚くことに母は次の日から普通に活動していた。今度はもっと違う形で親孝行してあげたい。