【ペンネーム】くるみちゃんさん
【性別】女性
【年齢】20代
【住所】埼玉県さいたま市
【「親孝行大賞」のタイトル】
お母さん
【「親孝行大賞」の本文】
わたしは先月26歳になりました。
それまで実家を出たことはなく、大学へも2時間近くかけて通学し、実家の近くに就職し、社会人四年目を迎えました。
母は、幼稚園の頃から毎日お弁当を作ってくれて、洗濯をしてくれて、わたしが手伝うこともありましたが無理にやらせようとはしませんでした。
そんな母に甘えていたわけではないのですがわたしは一切家事をせず、今月実家を出ました。
付き合っていた彼と結婚することになり、母はとても喜んでくれました。
実家を出る際に感謝の気持ちを一言書いたメモを母へ渡すととても嬉しい、ありがとう、と。
〝いつまでも出来ることじゃないから、あなたが家にいるまではやってあげられることは全てやってあげたいと思っていたの〟
と伝えられ、わたしは毎日のお弁当を思い出しました。
そしてもう一言、
〝お返しなんていいからね、あなたが幸せになってくれることが1番の親孝行よ〟
わたしは自信を持って親孝行できていると言える今を過ごしています。